東京オリンピック等に向けて日本でも禁煙の波が更に大きくなってきました。禁煙をしたいと思っている方はチャンピックスの使用がおすすめです。ひたすらに我慢するだけの禁煙方法とは違い、チャンピックスはニコチンの離脱症状を緩和しつつ禁煙が出来るので無理のない禁煙が出来ます。

飲む禁煙補助薬チャンピックスは脅威の禁煙効果!

禁煙が成功して笑顔の女性

チャンピックスは、禁煙外来を設置している医療機関で処方されている服用タイプの禁煙補助薬です。
禁煙外来では、初回診察から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後と全部で5回の診察を行っているのですが、これを全部受けた人の禁煙成功率は約50%と発表されています。

これは、2人に1人の成功率ということで一見すると大したことがないように思いがちですが、俗に「根性禁煙」と呼ばれている方法で成功する確率は1%にも満たないと言われています。
このために、チャンピックスによる禁煙の成功率50%というのは驚異的な高確率で、かなりの効果を期待できるということになります。
なお、ニコチン依存症は病気の一種であるという認識が主流となっているために、これを改善するための治療については一定の条件を満たす場合には健康保険が適用されます。
その条件とは、ニコチン依存症の判定テストが5点以上・1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数が200以上・ただちに禁煙を開始したいと思っている・禁煙治療を受けることを文書で同意しているの4点です。

ちなみに、最初の項目のニコチン依存症の判定テストで5点以上とは、「禁煙や本数を減らそうと試みて出来なかった事がありましたか」などの10の質問で5個以上YESを選択するということです。
一般的な喫煙者であればまず間違いなくクリアするようになっています。
また、2番目の1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数が200以上という項目に関しては若年者に不利ということで、2016年の4月からは35歳未満に関しては除外されています。
このため、禁煙したいという強い気持ちがあれば、チャンピックスには健康保険が適用されるということです。
ただし、途中で失敗してしまった場合は、最初に診察を受けてから1年間が経過するまでの間は保険適用で治療を受ける事は出来ません。

チャンピックスの効果や効能、使用方法、副作用

服用タイプの禁煙補助薬チャンピックスは、アメリカで開発されたバレニクリンを主成分としています。
ちなみに、バレニクリンの元々の成分は古くから禁煙に利用されてきたマメ科の植物に含まれているアルカロイドの一種cytisineです。
なお、チャンピックスの作用機序は、脳内のニコチン性アセチルコリン受容体に作用し、快楽物質のドーパミンを少量だけ分泌するという内容です。
これにより、タバコを吸わなくても離脱症状に苦しむことはありません。

また、チャンピックスがアセチルコリン受容体に作用している時にタバコを吸っても、ニコチンはこのレセプターと結合する事が出来ないので、ドーパミンが分泌されず気持ちよくならないという点も重要なポイントです。
つまり、タバコを吸う必要性を感じなくなるうえに無理に吸っても気持ち良くはならないので自然に離れられるという結果に繋がります。
このようなチャンピックスによる効果をしっかりと体感するために、スタートしてから1週間が経過するまではタバコを吸っても構わないとされています。
この間にタバコを吸っても美味しくないという事を頭と身体で理解できれば、途中で挫折する確率はかなり低くなります。

このように、チャンピックスによる禁煙は離脱症状に苦しむ事がないうえに、最初の内はタバコを吸う事すら認められており、我慢するだけの方法と比較するとかなり洗練された内容となっています。
このために、これまで根性禁煙で何回も失敗してきたような人にとっては、非常に魅力的な方法である事は間違いありません。
ちなみに、副作用として報告されているのは、異常な夢・不眠・頭痛・便秘です。
もしも、肝機能障害・皮膚粘膜眼症候群・血管浮腫・意識障害などが出現した場合は、投与を即座に中止して医師から適切な処置を受けなければなりません。