東京オリンピック等に向けて日本でも禁煙の波が更に大きくなってきました。禁煙をしたいと思っている方はチャンピックスの使用がおすすめです。ひたすらに我慢するだけの禁煙方法とは違い、チャンピックスはニコチンの離脱症状を緩和しつつ禁煙が出来るので無理のない禁煙が出来ます。

ニコチンでニコチンを制する「ニコチネルパッチ」

タバコの副流煙

タバコに含まれる有害物質の一つが、依存性の高いニコチンです。
タバコの煙にも含まれているため、周囲にも副流煙と共に悪い影響を及ぼすことで知られています。
喫煙すると脳内のニコチン受容体に吸収され、ドーパミンを過剰に発生させるといわれています。
快楽や意欲などに関係のある物質であるため、タバコを吸うことで「落ち着く」という感覚になってしまい、なかなか止めることができなくなります。

禁煙しようとすると現れる離脱症状には、タバコが吸いたくてイラつく・集中力の欠如・頭痛・夜中に目が覚めて日中に眠くなる・食欲が旺盛になるといった内容です。
これはニコチンが体から抜けることが原因で、再びタバコを吸ってニコチンを摂取すれば消えるため「ニコチン代替療法」を用いて改善をはかる禁煙方法が行われています。
この治療に用いられているのが、ニコチンパッチです。
禁煙時の離脱症状を和らげて、禁煙へと導くための「禁煙補助薬」の役割をしています。
医療用と市販の2種類があり、ニコチネルパッチはドラッグストアなどで購入可能な市販品です。

急激に禁煙を行うのではなく、段階を踏んで禁煙を実現させるのがニコチネルパッチ。
必要な期間は約2ヶ月で、使い方も1日1回貼るだけという手軽な方法です。
貼るとき皮膚に接する面は貼ったあと簡単にはがれてしまわないように工夫されており、その上には高濃度のニコチンを貯蔵している層があります。
一気に皮膚に放出されることを防ぐためにもマトリックス層で覆い、一番上には水分などが入らないための層が設けられた構造です。

ニコチネルパッチは20と10の2種類があり、それぞれ7枚入りと14枚入りが用意されています。
購入するときは第1類医薬品なので薬剤師から説明を受け、禁煙を成功させるためにも「使用上の注意」を読んでから使うようにして下さい。
ニコチンガムと併用したり複数枚のパッチを貼ると、ニコチンの摂取量が多過ぎて大変危険です。
禁煙を考えている人に勝手に譲ったり、小さな子供が触れるような場所に置かないことにも注意が必要です。

3ステップで徐々にニコチン量を減らしていく

最初にタバコに関するものを捨て、周囲にも禁煙することを伝えておくことがおすすめです。
禁煙中の心身の状態がどのように変化していくのか知るために、「禁煙ダイアリー」として簡単なメモを続けることも役立つでしょう。
ドラッグストアや薬局へ行ったら、購入するのはニコチネルパッチ20になります。

ニコチネルパッチ20には1枚にニコチンが35mg含まれており、人それぞれ吸収量には差がありますが24時間の供給量は14mgとされています。
起きたらパッチを1枚貼って、1日(寝るまで)使うだけです。
貼る場所は上腕・腰・腹のいずれかで、腕の場合などは左右どちらでも構いません。
ベルトが当たる部分や傷のあるところは避け、皮膚への負担を考えて貼る場所は毎日変えます。
汗をかいていたり、シャワーを浴びたあとのように水分が付いているときは拭き取ってから使用しましょう。

ニコチネルパッチ20を6週間にわたって使用したら、次に使うのはニコチネルパッチ10です。
ただし離脱症状が現れず、もう喫煙することがないと判断できた場合にはニコチネルパッチ10を使わなくても良いようです。
決められたステップを最後まで行う、2ステップでは自信がない場合は続けて様子を見ましょう。
ニコチネルパッチ10も使い方は20と同じで1日1枚貼るだけ、貼る場所や注意する点も20のときと同様です。
違いは名称からも分かるように1枚に含まれるニコチンの量が違うことで、17.5mgです。
24時間の供給量は、人それぞれ異なりますが20の半分で7mgとされています。

ニコチネルパッチ10を2週間にわたって使用したらステップは終了ですが、再びタバコを吸わないように注意することを忘れないようにして下さい。
主な副作用として挙げられているのは、皮膚がかぶれることなので貼る場所を変えることです。
重い副作用が出たときは、必ず病院へ行き医師に相談するようにしましょう。